湖都子のポエム

バイバイ


「バイバイ」
頭の中を駆けめぐる
思い出の中の…言葉

このまま、あの時のように、離れていく…の?

ねー…
離れていかないで

どんどん変わっていくのかな?
考えたくないけど
このまま…ずっと…
また、真っ暗闇の中で
光を求めて、さまようのかな?

私達の未来を暗示するように
二人の距離がひらいていく
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
朝の挨拶をしただけで
愛梨が話しに来なくなった…
なんで…

愛梨に話しに行こうと思うのに
他の子が話しにきて、動けない

話しに行かない美佳に、愛里は誤解していく
そのうちに、愛里が詩織ちゃんのグループに

お昼は愛梨と食べられると思ってたのに
名前も覚えてない子と食べて
愛梨は、笑顔で詩織ちゃん達と食べてる

なんで…
子供のころの別れがよみがえる

「バイバイ、みーちゃん」って、言葉を残して
会いにこなくなった時のことが

帰りは、いつも通り…
愛里が帰ろうってきたら
全然話せなかったから、寄り道したいなー
なんて思ってたのに
「美佳、バイバイ」って、帰っていった愛梨
詩織ちゃん達と、帰りにどこ行くか話ながら

とぼとぼ…一人で帰る美佳
愛里達が昨日行った喫茶店に入っていった

いつもなら、愛里とラインしてた…のに
全然、ならない携帯…
夜、思いきって連絡してみた

明日、暇だったら、帰りにどこか行かない?
明日は、詩織ちゃん達と約束しちゃったから

それからも、連絡も何もこなかった

二人の距離がひらいていく







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