湖都子のポエム

気持ちに気づいた瞬間に…


いつから好きになってた?
少しずつ…
降り積もる雪のように
想いを重ねて
いつのまにか…好きになってた

でも、気づいた瞬間に失恋してた
やっぱり恋しないでいればよかった

気持ちは箱に入れて、蓋をして
心の奥に閉じ込めた

邪魔なのは好きな気持ちなんだ
だから、必死に気持ちを閉じ込めた
恋が目覚めないように
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
昨日、勇気と挨拶したら
放課後、またサッカー部のマネージャーから呼び出された
「みんなには内緒にしてるけど、勇気とつきあってるの、勇気は誰にでも優しいんだから、誤解しないで」
愛里「あの、困ってたところを助けてもらっただけなんです」
「明日もデートなの、駅で11時に待ち合わせしているの、見に来てみれば…」

やっぱり気になってしかたがない駅に…
駅で待つ勇気、笑顔で走っていくマネージャー
愛里に気づいて、ニヤリと笑ってた

二人で会ってるのを見て、気持ちに気づいた
だけど…そのまま帰った

11時半、サッカー部の部員が集まってきた
本当は、サッカー部の集まりがあっただけ
マネージャーが勇気にだけ、違う時間を伝え
愛里は、二人の関係を信じてしまった
気持ちに気づいたけど、蓋をして…
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