湖都子のポエム

殻を開けてくれる人…


ハッキリと自覚した
自分の想い
もう届きそうにない
私の想いは迷惑なだけ

あなたが幸せならそれでいい
あなたに愛されることじゃなくて
あなたが幸せになること

どうすればいいかわからない
ただひざをかかえてうずくまる
辛くて殻のなかにとじこもって
殻を開けてくれる人を待ってた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
勇気に彼女がいるって、思い込んだ愛里
噂になって、彼女が嫌な想いをしてると考え
どうしょうか悩んでいた

お兄ちゃんの友達が遊びにきてた
高校の時に一緒にバンドやってた春人

春人「久しぶり」
愛里「久しぶりー、大学はどう」
兄「こいつ相変わらず、大学でももててるよ」
春人「もててねーし」
愛里「ふふ…じゃ、彼女できたの?」
兄「もてるのに、彼女できないんだよなー」
愛里「ねー、なんで全部お兄ちゃんが答えるの?」
春人「彼女なんて、いたことねーよ」
愛里「え?」びっくりする
兄「本当にいないんだよなー」
春人「好きな子はいるけど、今の関係を崩せなくてさ…」
兄「え、マジで?聞いたことないから」
春人「言ったことねーし…」

話ながら、愛里は考えていた
春人に彼女がいないなら、彼のふりしてもらったら、噂が消えるんじゃないか…

彼女から電話がかかってきて兄がいなくなった
春人に相談してみた
春人「別にいいよ」
愛里「え、いいの?」
春人「お前困ってんだろ?俺も彼女できたって言えば騒がれなくなるかもしれなるかもしれないし、大学で言うよ?」

< 235 / 389 >

この作品をシェア

pagetop