恋愛日記


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プロポーズを受けた幸せな日の次の日記には、衝撃的な事が書かれていた。


病気の申告。


ここの病室に前いた人のものだから、いつかはこうなるとは思っていたが

突然こんな事を言われるなんて、ノートの中の女の子も思ってはいなかっただろう。

その証拠に、いつもより筆跡が乱れていた。

いつもは彼を思いだすかのように丁寧に書いていた日記も、今回は吐き出すかのように

書いてあって、心がついていってないのが分かる。


これからどうするつもりなんだろう……。

彼女の日記に書かれていた答えを出す

とは何だろう。








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