旦那様は見知らぬ方⁉




「玲空に優しくして貰ってる?」

「はい、とっても」

「よかった。美華さん、弟をよろしくね?あぁ見えて不器用な子だから」

「はい」

「お式の準備とか手伝うから、何か困ったことがあったら気兼ねなく言ってね」

「ありがとうございます」

「私ずーっと妹が欲しかったから嬉しいわ」

「私も嬉しいです」

彼と美月ちゃんとチャコが遊ぶのを眺めていると美月ちゃんが私達の視線に気づいた。

「まーんま」

「はーい、美月どうした?」

「ちゃーちゃん、ちゃーちゃん」

「あら、もう仲良しになったのね」

「1歳になってよく喋るようになったな」

「でしょ、可愛いわよ〜 2人もその様子ならすぐに子供出来そうね」

「えっ…」

「ま、まだ子供はいい…」

「2人して照れちゃって〜」

「うるせえな」

「さぁ邪魔者は帰りましょうか」

「美月ちゃん、またね」

「ばっばーい」

‘‘子供”というワードに放心状態になってしまった私達を残しお姉さんと美月ちゃんは颯爽と帰っていた。



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