昔の好きな人


「いいえ。あなたは僕のセンパイですよ。

--高校のね」


「っ!!」


その言葉に大きく動揺した。



なっ…




「学年は別、話したこともない。でも僕は知っていた。

あなただけがいつも真剣な目つきで僕を見ていたから」



き、気付かれて…!



カッ!と一気に顔が熱くなり、同時に脈が速くなる。



そして蘇る幼き恋心。



後輩君は口角をあげ、そんな私にふれた。








「今夜、部屋に来ませんか?」



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