極上☆ラブパワー
「……ですが、あれは毎回評判のいいイベントですから」
―――ん?待てよ?
「そうか……客はそう言っているのか?」
「はい、そうです」
僕は一時顎に手を当てて考える素振りをしてから言葉を続けた
「では、その企画は続けていい。その代わりもう1つ考えてくれ」
「えっ、本当ですか」
「明日までに僕に持ってこい」
「は、はいっ」
僕に認められて嬉しいのか、笑顔で後ろを歩く2人
明らかに僕より年上なのに、年下にペコペコして恥ずかしくないのかよ
いくら僕が会長の息子で、社長だからって…
対等に扱え、なんてのも無理な話か