極上☆ラブパワー



「……ですが、あれは毎回評判のいいイベントですから」


―――ん?待てよ?


「そうか……客はそう言っているのか?」


「はい、そうです」


僕は一時顎に手を当てて考える素振りをしてから言葉を続けた


「では、その企画は続けていい。その代わりもう1つ考えてくれ」


「えっ、本当ですか」


「明日までに僕に持ってこい」


「は、はいっ」


僕に認められて嬉しいのか、笑顔で後ろを歩く2人


明らかに僕より年上なのに、年下にペコペコして恥ずかしくないのかよ


いくら僕が会長の息子で、社長だからって…


対等に扱え、なんてのも無理な話か





< 111 / 330 >

この作品をシェア

pagetop