極上☆ラブパワー



「皐雅は君みたいな人が関わるような人間じゃない」



言葉が胸に刺さる


そんなはっきりと言われたら、いくらなんでも傷ついてしまう…



「父さん!止めろって!」


「海人、お前もわかってるだろう。皐雅の命に関わることなんだぞ」


「…っ、それはそうだけど…」


「わかったならこの話は終わりだ。これからこの屋敷への出入りは許さないからな。“夏木莉桜”さん」


「え?」



どうしてあたしの名前…


「わかったなら、早く出ていけ。君は場違いだ」


「………っ!」



鋭い視線に耐えきれなくなって、あたしは屋敷を飛び出した





< 268 / 330 >

この作品をシェア

pagetop