総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
顔を手で押さえると熱いのが自分でもわかった。


「大丈夫なのです。もうしばらくは戦争は起きません。たとえ起きても、私たち鶴姫がみなさんを死なせません」


そうだった‥‥


鶴姫は看護が役割。


「お願い‥‥します」


あたしには、なにもできない。


いつだって足でまといにしかならない。


あたしが、ここにいる意味‥‥


「レナさんも、絶対に守ります」


あたしがみんなにこうやって守られる意味は、価値はあるんだろうか。


「あの、サヨさん‥‥」


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