総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
腰から手を離して、ベッドに片手を付いたシュウ。


ベッドのスプリングが軋む音が静かな部屋に響いた。


また、シュウの顔が近くなる。


今度は


「‥‥っ」


鼻と鼻がくっついてしまうくらいに。


「俺といるから?」


茶色い瞳があたしを捉えた。


‥‥逃げ‥‥られない


目が、そらせない‥‥っ


「ん?」


少し口角を上げながら、面白そうな顔に変わった


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