アイドルにキュン☆!?
「行っちゃったね」




ポツリと李保が言った。





「だな。ごめんな?俺、何も言えなくて」




本当は俺がおふくろな何か言えばいいのかも知れなかったけど、俺はなんにも言えなかった。






「ううん、おにぃーは何も悪くないよ。あたしが頑張ればいい話だから。さっ!勉強勉強!!」




そう言って机に座ってノートを広げる李保。





ごめんな、俺、何もできなくて。




俺は李保の背中にそう呟くと、部屋から出て、マンションへ戻って行った。





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