アオ×ソラ2~music is special!!~

瀬名があたしたちに向かって頭を下げた。

 「みんな本当にゴメン。
  迷惑かけて。
  でも、俺…これからはマジでやる
  から。
  もう裏切ったりしない…。
  だから…。
  またメンバーとして受け入れてくだ
  さい。
  お願いします。」

瀬名の声は震えてた。

 「…ふざけんなよ。」

翡波が瀬名の髪の毛を掴んだ。

そして一発ビンタをした。

 「おい、翡波!!!」

また翡波が瀬名の髪の毛を掴んだ。

そして、無理やり自分の目と瀬名の目を合わせるようにして顔を上げさせる。

 「ほんとに馬鹿野郎だな!
  お前をいつメンバーから外した?
  お前いないとな、成立してねぇん
  だよ!!
  お前よりな、ベース上手いやつな
  んかいくらでもいる。
  でもな、覚えとけよ?
  ライレフのベースは尾形瀬名。
  尾形瀬名しか出来ないんだよ!
  …お前しかいないんだよ。
  そんくらい自覚しろ、ドアホ!!」
< 102 / 199 >

この作品をシェア

pagetop