アオ×ソラ2~music is special!!~

 「郁月はどう思う?」

一番の理解者は郁月だ。

周りがよく見えてるし、俺のことをよく知っている。

 「俺は…。皆についていくよ。」

 「どっちかと言えば?」

少し追い詰めるような質問をしてみる。

 「そーだなぁ…。」

苦笑い。

困ったような表情を見せてるけど、ちゃんと答えを持ってることを俺は知ってる。

 「瀬名には悪いけど、タイミング悪い。」

 「かなりハッキリ言ったな。」

同じ考えのヤツがいて少し安心した。

 「今やりたいことと、将来どうなってる
  かがイコールになることって少ないと
  思う。」

 「そうなんだよ。
  今はよくても…。」

郁月はあくまで俺の意見と補足した。
< 118 / 199 >

この作品をシェア

pagetop