アオ×ソラ2~music is special!!~
「謙虚とかそういう問題じゃなくて
これマジですよ!
兄ちゃんはなんか知らんけど…。
昔からめっちゃファン多いし。」
「だよ、ね。
ソラ君だもん。」
ハル君があたしの顔を覗き込むようにしてみた。
「…兄ちゃんのことでなんかあった
んですか?」
「んー…?」
あったっていったらあったけど。
これ、言ってもいいのかな?
「絶対兄ちゃんに話さないんで。」
毎回のことなんだけどね。
とあたしは話し始めた。
「嫉妬ってことですよね?」
「はっきりしない関係だし、うちら。
そこにもムカつくんだと思うよ?」
「でも、兄ちゃんが亜緒さん選んだ
理由もすごくわかりますよ?俺。」
なにそれ。
「兄ちゃんが選んだ人。
これで文句ないっしょ!」