アオ×ソラ2~music is special!!~

 『あー、郁月君?
  いま学校?』

 「いや、家。
  翡波は?」

 『俺ね、学校行く途中。』

遅刻じゃねぇか。

俺もだけど…。

 『あのね、いつも通りの時間に
  出たし、寄り道もしてないん
  だよ?
  なんか変なオッサンの相手し
  てたら遅刻ー。』

おそらく、マスコミかなんかだろう。

 「なんだそれ。
  で?どーする、こっから?」

翡波が受話器の向こう側で唸り声をあげた。

 『とりあえず学校行くかな。
  瀬名来てるかもしれないし!』

 「そうだな。
  じゃ、またあとで!」
< 82 / 199 >

この作品をシェア

pagetop