teddy bear
「ねーどこ行くの?」
「いや、特になにも。街を散歩的な?」
クリスマス色に染まる寒い街中を歩きながら透也に尋ねた結果、アバウトな回答をされた。
なによそれー。
ふくれてみせるけど、透也は気にせず歩いていく。
「そういえば華、昼ご飯食べた?」
急に振り返り、言った透也。
「いや、食べてないけど…」
首を横に振るあたし。
「じゃーどっか行くかー」
歩いてすぐに、いい感じの喫茶店を発見。あたし達は中に入る事にした。