teddy bear






「……あぁぁぁああああっっっっ!!!」


「んだよっ、びっくりしたっ! 耳キーンってなったし!」




夕食を食べ終えて、大変な事に気づいた。




「クリスマスケーキ、買うの忘れたぁ…」


それを聞いた透也は目を丸くして、すぐに吹き出した。



「なんだ、んな事かよ。別に良くない?」



だって、クリスマスといったらケーキでしょ?



…うわあああああああああああああぁ…




ショックのあまり、勢いよくソファに倒れる。


「ぅわっ、びくった」


テレビの特番を見ていた透也が、あたしにびっくりした声を出した。




頬に当たるふかふかのソファがなんだか心地良くて、あたしは誘われるように瞼を閉じた。




< 24 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop