An opening of such a love
「あ、よかった来てくれたんですね」





そこにつくと彼女が先に来ていた。


よかった。




来てくれたんだ。



しかも俺よりも早く。




はにかんだ笑顔の彼女がまぶしい。




ふわふわのスカートなんて間近で見たのはいつぶりだ?




あー俺もっとしゃれこんでこればよかった。




「ごめんね。待たせただろ?」




「いいえ。あたしも今さっき来たところですから。でも来てくれてほんとによかったです」




「それはこっちのセリフだよ。そんなおしゃれまでしてきてくれてさ」




「・・・お、おしゃれなんて・・・でもどんな格好でもあたし来ましたよ」



やべ。かわいい。





20歳とか言ってたけどぶっちゃけ高校生でも行けるかわいさだ。





俺も来たよと言い二人で顔を見合わせて笑う。




お茶でもしようかと喫茶店に向かった。
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