ナピュレの恋【完】
「裕也、何か飲もうか」
「…うん」
眠そうな裕也は目を擦ったり、あくびをしたりしていた。
「じゃぁ、そこで待ってて。何か買ってくるから……って、なに?」
裕也は、なつこの手を掴んでいて。
「だめ。俺が行ってくるから」
と、なつこを椅子に座らせ裕也は“タタタッ”と軽い足取りで飲み物を買いに行った。
「そんな…優しいこと…しないで、よ…」
なつこは下を向き、誰にもバレないよう小さな声で呟き裕也の帰りを待った。