ナピュレの恋【完】

同情ではないけど、沙英子に対して申し訳なさがあった。


俺が思っていたのは、これだったんだ…そう思った。


そう思ったら急になつこに会いたくなって…。


声が聞きたくなって…。


花音さんと会ってるのかもしれないけど、俺は電話を掛けた。


“プルルルル…”と何度もコールを聞くけど、なかなかなつこは出てくれなくて…。


きっと花音さんと話が盛り上がっているのかもしれない…と。


この時の俺は余裕ぶっこいてたんだ。


なつこが今どこで、どんな思いであの場所にいるかなんて考えもしなかった。


そして俺はシャワーを浴びて眠りについた…。
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