ETERNAL LOVE
「――は?」
真剣な眼差し――
全く迷いがない目をしていた
だが 新一は何のことだか わかってはいなかった
「おまえの行動が、時期に綾を傷付けるんだよ…」
「…」
「明日のデートのことだって…、おまえは深い意味ではないだろうけど………綾はそれで、期待しちゃってんだ……。おまえは…理恵さんがいるんだから…綾に期待させることすんなよ……。あとで傷つくのは…綾なんだ…――」
拓斗の思いが 次々に溢れ出してくる
“綾が傷つかないように”
それだけを願って――
今まで新一に頭なんて下げたことはなかった
しかし 今日 初めて「お願いだ…」なんて言いながら頭を下げた――
「…タク…。おまえ、綾のことが好きなのか?」
「あぁ…」
今までにないくらい真っ直ぐな瞳をする拓斗――
少し 照れながら彼は――
「新一と綾が付き合う前から、俺はあいつだけを見てきた」
胸の内を明かしたんだ――