桜廻る
こんな事をされたら、いつもはすかさず、『死にたい』と思うが……。
“死ぬな。生きろ”
そんな言葉が、頭をよぎる。
自分には無理だと思っても、その言葉は、雅にブレーキをかけていた。
椅子に座って、日本史の教科書やノートを開いた。
キーンコーンカーンコーン……
「きりーつ、礼。お願いします」
号令に合わせて、授業が始まる。
「えー。今日は58ページを開いて……」
その言葉通り、そのページを開くと、
(あ……っ!)
そこは何と、幕末の時代だった。