きす★みー

「おい肩揉めよって姫?!」


陽が振り向いた

あーあ見られた

もうバイバイか…


「お前なんで泣いてんの?」

「・・・・・言ったら呆れるからやだ。」

「呆れねぇから教えて?なっ」


陽がそっと抱きしめてくれた

これって最後だからかな?


「陽に好きって言ってもらった事無いよなぁって。後、キスだってくちびるにしてくれないし。そう思うと私だけが好きなのかなって……で涙が出てきたの」

「なんだそんな事かよ…」

「そうだよね。陽からしたらそんな事だよね」

「ちげぇよ。ばーか」


チュッ

陽からのキス

ちゃんとくちびるにキス


「姫が可愛すぎんだよ…」

「えっ?」

「姫が可愛すぎて口にキスなんかしたら襲いそうで…」

「本当?」

「あぁ。それにキライなんかじゃねぇし」

「嬉しい…」

「だから泣くなよ」

「でも嬉しくて涙がぁーうぅっ…ねぇ陽?」

「ん?」

「・・・もう一度キスして?」



END
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