52歳のホワイトデー
「これ、もし良かったら食べて下さい」
そう言って、遠藤さんは伊勢丹の手提げ袋を差し出した。

「何ですか?」

「ホワイトデーのお返しです」

「…!」
頭に血が昇って顔が熱くなるのがわかった。


「あ、あの…私、あっ、あげ、
あっ、さ、差し上げてませんよね?」
< 24 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop