ハツばあ
誰も口にしては言わない。

けど、

なんで私がもっと早く気が付けなかったんだろうか。

「歩けない。」

は、歳のせいじゃなかったんだ。

本当は、

気持ちも悪かったのかもしれない。

何も気づいてあげられなかった。

何もしてあげられなかった。

ただ、

あたしはそばにいて。

一緒にご飯食べて。

一緒に洗濯畳んで。


それだけだった。

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