幕末~夢物語~
私はある一室に連れて来られた。

襖を開け中に入ると昨日の男達が座っていた。

「おはよう。美影。」

男たちの中心にいた男が声をかけると一斉にみんなこちらを向いた。
が、赤面して目をそらしてしまった。

「何ですか?」

すると男たちは「「「「「べ・・別に///」」」」」

と、一斉に答えた。

変なの・・・。

「そう言えばお前、美影っていうんだよな?」

「そうですけど・・・。」

すると男が、

「歳はいくつ?」

と、聞いた。

「16です。」

私さっきから質問されてばっかりだな。

「あなた達誰ですか?」

私は一番初めに聞くべきことを聞いた。


「「「「「「「あれ名乗ってなかったか?」」」」」」」


・・・・・・。

何だこいつらは馬鹿なのか?

私は冷ややかな目線を男達に贈った。

「なんか目線が痛いだが?」

そりゃそうですよ。
痛い人を見る目線ですから。

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