トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐
「凜もやりたいの?」
「えっ………!?」
「だって、ずっとあいつらのこと見てるから、混ぜて欲しいのかなって」
「そう、なのかな」
混ぜて欲しいなんて、そんな。
だってさっきまで帰ってしまいたい気持ちでいっぱいだったのに。
「でもま、今の試合は観るだけが正解かな」
「どうして?」
「見なよ、凌太の腕。青アザできてら」
ケラケラ笑う壬生君。
目を凝らして観ると、確かに。
村尾凌太の腕まくりであらわになった腕に、色の濃い部分があった。
「うおりゃああぁぁぁ!!」
隣で上坂さんがパックを打ち、振り切ったマレットが村尾君を襲う。
パックは宙を駆け、森田君の頬横を後方へ抜けていった。
大崎さんがパックを拾いに行く。
「ね。あんなのの周囲にいたら怪我するよ」
「そう、だね」
あんな殺人エアホッケー、凡人にはできません。
1試合終わると、今度はペアを変えて始める。
どうやら、上坂さんがエアホッケーを大変お気に召したらしかった。
彼女とペアになった森田君は、顔を青ざめさせていらっしゃる。
ご愁傷様です。
手を合わせて祈っておいた。
「あいつらまだやんのか」
「ぁ、壬生君」
いつの間にか姿をくらませていた彼が戻ってきた。
今度はきのこを模したチョコレート菓子を手に。
「食うだろ」
「いただきます」
こうしてわたしは、壬生君と彼の戦利品をつまみながら観戦に徹していた。
「えっ………!?」
「だって、ずっとあいつらのこと見てるから、混ぜて欲しいのかなって」
「そう、なのかな」
混ぜて欲しいなんて、そんな。
だってさっきまで帰ってしまいたい気持ちでいっぱいだったのに。
「でもま、今の試合は観るだけが正解かな」
「どうして?」
「見なよ、凌太の腕。青アザできてら」
ケラケラ笑う壬生君。
目を凝らして観ると、確かに。
村尾凌太の腕まくりであらわになった腕に、色の濃い部分があった。
「うおりゃああぁぁぁ!!」
隣で上坂さんがパックを打ち、振り切ったマレットが村尾君を襲う。
パックは宙を駆け、森田君の頬横を後方へ抜けていった。
大崎さんがパックを拾いに行く。
「ね。あんなのの周囲にいたら怪我するよ」
「そう、だね」
あんな殺人エアホッケー、凡人にはできません。
1試合終わると、今度はペアを変えて始める。
どうやら、上坂さんがエアホッケーを大変お気に召したらしかった。
彼女とペアになった森田君は、顔を青ざめさせていらっしゃる。
ご愁傷様です。
手を合わせて祈っておいた。
「あいつらまだやんのか」
「ぁ、壬生君」
いつの間にか姿をくらませていた彼が戻ってきた。
今度はきのこを模したチョコレート菓子を手に。
「食うだろ」
「いただきます」
こうしてわたしは、壬生君と彼の戦利品をつまみながら観戦に徹していた。