ねぇ・・・好き。

私の友達でもあり
彼の友達でもあるあなたが。

私にもう彼のことは忘れろと言って
……抱きしめくれた。

体温が暖かくて
強く抱きしめられた体が痛くて。

今まで強ばってた心が
溶けていくのを感じた。

忘れていいの?

幸せになってもいいの?

何度も何度も問いかけて、
君は何度も言った。

「いいんだ。俺が幸せにしてやる」

それから付き合ってはいない。

彼がそうゆう意味で言ったんじゃないってわかってるから。

でも私はその一言で
君を好きになってしまった。

まだ彼のことは忘れられない。

だけど。
あの日、あの一瞬の間

私は幸せだった。




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