桜フレーク
9夏〜冬

もう一度

小春に拒否られて何日かが経過した。

逃げたい気持ちが俺の心を占拠してるけど、んなもん気にしてらんねぇよ。

もううじうじしてらんねぇ。

だから俺は小春に拒否られても毎日小春に会いに行っている。



「小春これ食う?」

「あの……本当に毎日こないでも大丈夫です」

「小春ってそんなに警戒してたっけ?」

「しないけど……桜さんはなんか軽そうだし……」

「小春ひどくね?俺は好きなやつとしかキスしないけど」

「変態……」

小春は他人みたいに俺と接してくる。

正直つらい。



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