桜フレーク
学校に着いて、美玖に言われた2-Cに行くと、たくさんの、女の子がいる。

なんか、あたしのとこにらんでない?

あたし何もしてないよね?

というより、あたしこんなに女の子を敵
にまわすことしてないよ。

「小春。早く入って。あの子たちの機嫌
が、悪くなんないようにさ」

まだ、機嫌、悪くなるの?

なんで、あんなに機嫌悪いのかな。

目つき悪いし、泣いてるか子とか、いる
し。

ぐいっと、美玖に、腕を、ひっぱられて
教室に入ると、何人もの女の子たちがかたまっている。

なんか、疲れたかも。

こんなんで、始業式とか無理だよ。

「美玖なんなの?あれ?」

「ある男子のファンの子たち。」

「逢崎(あいざき)だったけ?」

「そうだよ。小春なんか、興味とかない
よね?」

「まぁね。」

逢崎は、茶髪の髪に、クリッとした目で、バスケ部で容姿端麗、運動神経抜群で、モテモテの男子だけど。

…あたしにとっては、嫌いな人。

特に何かがあったわけじゃないけど、嫌
い。


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