heart and cold~私には貴方だけ~【完】
ベッドに運んで布団を掛けて、君の綺麗な寝顔を眺めてた。
ふと自然と、キスがしたくなった。
愛おしくて…優しい気持ちになって…
顔をそっと近づけた…
「ぅーん…」
璃花が唸りながら寝返りを打った。
ビクッ
反射的に身を引いて気づく。
俺、今…
今、なにをしようとした?
我に返ると、眠っている璃花の顔が見られなくなっていた。
困った俺は家事の途中だったことを思い出して
部屋を出た。