heart and cold~私には貴方だけ~【完】





「ふ…」



あははって笑いたかったのに、笑い声は出ず



「うぅ…」



涙が出た。



まるで、誰にもいえない心のもやを少しだけ流してくれているみたいだ。



でも、ここにいると人目に付く。



近くに誰もいないことを確認してトイレへ駆け込んだ。



個室に入ると、その外界との孤立感にまた涙の波が押し寄せてきた。





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