愛しい人へ【短編】
そして緑から指輪を受け取り自分ではめた。



≫≫≫≫≫


その指輪わ今でもちゃんとはめてるよ………



緑がはめてはくれたなかったけど自分ではめたよ……



指輪を見る度、今でも緑が耳まで赤かったことを思い出す。



愛しいよ………




愛しいよ………



苦しい…………



ねぇ緑、もし今緑がいたら私……毎日笑ってたかな?


≫≫≫≫≫




デート




緑との初めてのデートは雨だったから家で遊んだ。




ーーーーーーーー二回目



八月の太陽が眩しい日、晴天に見舞われた私達は、私の要望で遊園地に行った。


小学校依頼行ってなかったから行きたくなったという理由で。



緑は嫌な顔一つせずに、私の要望を受け入れてチケットを買ってくれた。




「いいよ!私が払うから」



「何言ってんの!そんなのデートじゃないし!ってか俺が払いたいの。文句ある?」





手を引っ張って私のかばんを持ってくれた。




遊園地では私が乗りたいものを全部乗ってくれた。


高所恐怖症なのに、ジェットコースターを乗ってくれた。



観覧車だって怖いクセに


「余裕だし」




って乗ってくれた。



自分から入ったのに怖い怖い言う私の腕を引っ張って離れないようにって手を握ってリードしてくれた。




私の体は緑と言う名なの赤いハートでどんどん埋まってく。
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