Shine*テニス部のあなたに恋をした

あたしがぽけーっとしてるうちに矢崎先輩はどんどん人の上にのぼっていく。

矢崎先輩はてっぺんで止まって、矢崎先輩の下にいる人たちが立っていった。

わぁ…。超高い…。

あの塔、余裕で3メートルはいってるよ…。

あたしだけじゃなくて、みんな5段の塔に注目していた。

そして、ついに…矢崎先輩が立とうとしていた。

がんばって…、矢崎先輩…。

あたしは心のなかで応援して、無意識のうちに手を祈るように握っていた。

矢崎先輩が徐々に腰をあげていく。

ついに…たった!!

みんなからは大きな拍手と「おぉ!!」っていう歓声。

すごい感動~…。

なんて思っていると矢崎先輩は腰をおろして、矢崎先輩の下にいる人たちも徐々に腰をおろしていった。

…けど、腰をおろすタイミングがあわなかてぼろぼろと塔は崩れていった。

< 9 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop