奏でる場所~SecretMelody~
あの後、奏は療に帰り、俺と宙は自室で眠りに着いた。


そして、俺の待ちの待った次の日。



天気は、俺の明るい気持ちと裏腹に雨がザーザーと降り、何だか不吉な予感が胸のなかを通っていく。


「嫌な天気…。」



「そやな、陽輝。でも、取り合えず一週間は楽しんでこいよな。」



いつになく、少し曇ったような優しい先生の声。


…先生も 不安んなんやろうな…。



「ありがとうな、先生。行ってくるわ!」



「おう!お前の元気を、学校に振り回してこいっ!!」


「おう!!!!」



俺は先生と宮原さんに大きく手を振り、病院を後にした。



病院の前にはタクシーが先生により、用意されており、それに乗り込む。


ここからでも学校が見えてるというのにな…w



先生のちょっとした気遣いやろう。



…ほんま、いい先生や。



そして、学校に着く。



1週間ぶりの学校や。



皆どんな顔して俺を見るんやろうか。



ちょっと楽しみやけど、ちょっと怖い。



…複雑やな。



職員室により遅刻届けを貰って、教室に向かう。



今は3時間目の途中や。



えーっと、確か理科のはず。



俺は大きく息を吸ってから勢いよく扉をあけた。



「皆おはよう♪」



「陽輝!!」



第一声に奏。



その後に沢山の声が俺を包み込んだ。



「おっはー!」



「陽輝様ー!!」



「ハルちん様、おはようございますぅ♪」



すっごくすっごく皆暖かくって…


俺にもこんなにの仲間がおったんやって。


嬉しくて嬉しくて。



「陽輝お帰りっ」



「ただいまっっ!!」



後、何日おれるか分からんけども、その日その日を精一杯皆と一緒に楽しも!!


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