イジワルな悪魔
困ったな…。


冬夜のとこに行かなきゃなんないのに。


でも、女の子たちはなんだか


イラついてるみたいだし


今ついて行かなかったら、後が面倒だし



しょうがない…。着いていくか。



冬夜、絶対怒るよね?



「分かった。行くよ」



あたしは女の子たちの後を着いて行った。


着いたのは、裏庭。



あたしは壁に追い込まれ、女の子たちがその周りを取り囲んだ。




コレ、絶対ヤバイよね…。



「あんたさ、一体何様のつもり?」


え…なんの事?


あたしの思った事が顔にでていたのか


女の子はイラつきながら言った。


「とぼけんじゃないわよ!あんた、馴れ馴れしく冬夜と話してるでしょ?!」


あぁ…そういうこと。



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