イジワルな悪魔

「どうだかな。俺にはそう見えたんだけど」


「なっ…！違うって言ってるじゃん!」



ほんっと、冬夜って意地悪！！


もうちょっと優しくできないの？！



「おい冬夜、そんくらいにしとけよ。
実亜ちゃんかわいそうだろ？」


修二くんが呆れた顔で言った。


さすが修二くん！


やっぱり言う事が大人だわ〜。


「何だよ修二。本当の事言っただけだろ。」


いやいや、どこが本当の事だよ！


「冬夜は優しさが足りねぇんだよ。ごめんな？コイツこんなんだけど悪気があるわけじゃないから」


「う、うん。」


修二くんって友達思いなんだな…。


優しいし、爽やかだし、かっこいいし

きっと女の子にモテモテなんだろうな。



「まあ、とにかく実亜ちゃんも亜柚ちゃんも仲良くしような？」


「うん、よろしくね！」