理想の彼氏



これには夏実も何も言えない。


クラスの鈴木さん以外の女子、誰も音をたてない。


って、ここは女子校。


先生以外、男子はいない。


「まっ、いいんじゃない。


危険な手を使ってでも彼氏がほしかったらね。


個人の自由としてね。」


そう言って鈴木さんは自分の席に座った。


すっごくイヤな雰囲気・・・。


みんな、互いに目で合図するけど、誰も動こうとしない。


その時、先生が教室に入ってきた。










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