理想の彼氏
第十一章



夜8時くらいだったかな?


テレビも見飽きて音楽でも


かけようと思ってた時。


ケータイにいきなり知らない


番号から電話が来た。


「もしもし、佳夜ちゃん。


俺の事覚えてる?」


最初は高校生を狙う詐欺かと思った。


「俺だよ、俺。卒業アルバムある?


あ、中学の時のね。」


「すみません。名前を言っていただけませんか?」


「だから、卒業アルバム開けよ!!」


…この人は気が短いのか?


私は仕方なくアルバムを開いた。



< 52 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop