意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)


『別に留年候補になってもいいけどー俺は』


『う、お願いします』


うーんと考えた後、そう言って
くやしそうに見てくる。



さぁて、なに聞いてもらおっかな。


なんて考えてたんだが、

数日、
そんなこと考えれる余裕がないくらい
心配になることがあった。


だって、こいつ。


ほんとアホ!


なんにも進歩しやしない。

大丈夫かよ。


『お前、次まちがったらキスすんぞ』


脅迫めいたことで
脅してみる。

ある放課後、しびれをきらした俺は
そう言った。

まぁキスもできるし
勉強も覚えるし一石二鳥じゃん。


なんて我ながら良い考え。
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