キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「俺は王子様なんかじゃないよ。
もし、俺が王子様だったら風咲はお姫様かな」

「あはは、ナイナイ!
私はお姫様って柄じゃないし(笑)」

なーんか、急におかしな事を
言い出す麻乃雲君に対して、ちょっと疑問が。
だってさ? まぁただ単に
実行委員が同じだからだと思うけどさ

「麻乃雲君・・・近い」

ビックリしちゃうくらい
私の真横に立って作業してるし。
しかも印刷はいつの間にか終わってて
ファイル閉じをしてる。 でもそれは
教室でも出来ることで、わざわざここでやる
必要がないと思うんだよねー。

「ぁー、ごめんごめん。
つい風咲が可愛くて…」

なんて、はにかんで笑って誤魔化すし。
話の内容も委員会とは全く関係ない話題だし。
普段はこんなことがないからだと思うけど
こーやって、ずっと同じ空間に
二人だけって違和感を感じる。
しかも相手は“あの”麻乃雲 玲斗だし…。
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