俺様社長は左手で愛を囁く
翔と別れたのなら、

自分と付き合ってもらいたいと、

心から想う。

・・・

オレの話しを聞き、

2人は困惑の表情を見せた。

まさか、

オレまで冬美と同じ境遇とは

思いもしなかったんだろう。

・・・

「…美香さん。

貴女が冬美さんの心配をするのは分かります。

だが、私も本気で、彼女を幸せにしたいと、

今回の話しを聞き、増々

その気持ちが大きくなりました・・・

その先輩になり替わる事は出来ない。

だが、今私のすべてで、

冬美さんを幸せにする覚悟はあります。

だから・・・」

・・


美香はどういっていいのかわからない様子だった。

それを見た冬美が、

美香の肩に手を置いた。

「…美香。後は、

2人で話をさせてもらえないかな?」
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