闇と光 弍
その証拠に、困惑気味の翼。
ごめんね。
私は、心の中で翼に謝った。
「わかりました。でも、その代わり…」
翼が目をキラキラ輝かせて言うもんだから
なにかなにかと待っていたのに…。
「リンゴジュース奢ってください!」
私は、それを聞いた瞬間、コントみたいに転けそうになった。
「リンゴジュース!?」
お子ちゃまかよ、翼は。
「はい!」
そんな、子供みたいな無邪気な笑顔みせられたら
断れないじゃん…。