闇と光 弍

「愛莉さん…。
俺、気持ち悪くなって来ました…」

そう言う翼の顔色は確かに悪い。

「ちょっと、離れよ」

私達は、一旦この群れから離れた。


「はぁ…。俺、無理っす。
パンダいなくなってからにしません?」

「うん、そうしよ。ごめんね…翼」

「大丈夫っすよ!リンゴジュースのためっす」

ガクッ

私のためじゃなくて、リンゴジュースのため?

どんだけ好きなんだ!


< 109 / 369 >

この作品をシェア

pagetop