闇と光 弍


「私が、あんたのとこに行けば…」

「鬼龍のみんなにも、もちろん赤城にも手は出さない
ただし、きっぱり縁を切ればの話。前みたいに誰かに全部話すなんてことになったら、今度こそ殺すよ」

「わかった。でも、一つだけお願いがある」

「なに?」

「椎のお見舞い、行かせて…。
そしたら、きっぱり切るから」

私のお願いに、少しだけ間があったけど「わかった」承諾してくれた。

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