闇と光 弍


「し、い…」

ベッドの上で目を閉じている椎の顔は痛々しい傷が。
腕や足は、包帯でグルグル巻きにされてる。

「幸い、命に別状はねぇって。
今は、寝てるだけだから、心配すんな」

泣きそうな私に、流星は優しく言った。

「そっか…。椎…ごめんね…。ごめん…」

「んっ…あい、り…ちゃん?」

「椎?」

私が、呼ぶといつもの笑顔で笑って「泣かないで?」そう言った。

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