闇と光 弍
「あ!俺は桧山和真。和真でいいよ」
そう言ってニコッと笑った。
「あ、私は愛莉です」
「うん、知ってるよ」
ですよね…。
「おい、和真!なに愛莉に気安く近づいてんだ!
愛莉が妊娠したら、どうすんだよ!」
近づいただけで妊娠って…。
和真って、何者?
「愛莉も愛莉だ!色目使いやがって。
お前は、俺だけ見てればいいんだ」
えぇー!?
なんで、私!?
なにも、してないのに…。
「色目なんか使ってない!
もう、大翔なんて嫌い!」
「あ、ちょ、おい愛莉!」
私は、大翔の言葉を無視して下っ端達がいるところへ行った。