闇と光 弍


「冗談だよ、愛莉。ごめんな?」

俺は、愛莉を抱きしめ耳元で言った。

「……許す」

そう言って、可愛い顔で笑った。

ヤベェな…俺。

ベタ惚れじゃねぇか…。

「んだよ。マジで俺の入る隙ねぇじゃん」

そう言う小野田の顔は、少し歪んで見えた。

「大翔…」

愛莉は、小野田に近づき

「好きになってくれてありがと」

そう言った。

「あぁ。もう、離れたりすんじゃねぇぞ」

「うん!」

愛莉は、笑顔で頷いた。

「さ、お祝いしよー!」


この日は、みんな一日中ハシャギまくった。



正式に、白虎は俺たちの仲間となった。


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