闇と光 弍

「ごめんね…流星。
私、流星のこと大好きだから。
重いなんて思ったことないよ。
逆に、そこまで想ってくれて嬉しいよ。
私も、流星に負けないくらい流星が好き!
ううん。大好き」

俺は、嬉しかった。

初めて、愛莉の気持ちが知れたから。

「俺も。
愛莉、好きだ。
いや、愛してる」

俺は、そう言って笑った。

案の定、愛莉は顔を真っ赤にさせながら目を見開いた

そして、ニコッと笑って

「私も、愛してるよ」

そう言った。

愛しい。

本気で、思った。



……そして、俺達はどちらかともなく
二回目のキスをした。


甘く、優しいキスを。
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