闇と光 弍
「だって、流星。そんなとこで突っ立ってないで入れば?」
ドアがゆっくり開いて流星が入ってきた。
「えっ!?なんで…?」
なんで、流星が?
「今の言葉…マジ?」
「うん。私、流星が好きだよ」
そう言うと、流星が私を抱き締めた。
「俺も…。愛莉が好きだ」
えっ…?
いま…なんて…?
「秋華の代わりなんて思ってない。
俺は、お前自身が好きだ。
秋華のことは…悪かった…。
でも、俺は愛莉が好き」
流星は、愛莉を強調し言った。
「ホントに…?」
「あぁ。お前が好き」
そう言って、流星は笑った。